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前庭神經炎論文摘要(日文)

山元式新頭針療法による前庭神経炎での効果:症例集積研究

 

台湾山元式学会,台北,台湾

高 資承 医師

【キーワード】前庭神経炎 めまい 山元式新頭針療法 YNSA

 

【目的】

前庭神経炎とは、内耳と脳をつなぐ前庭神経に炎症が起こり、誘因なく、突然、強い回転性のめまいが生じる病気です。治療方法として西洋医学では抗コリン薬,制吐薬があり、漢方医学では半夏白朮天麻湯、温胆湯と伝統鍼灸がある。治療に関する論文は、ほとんどが伝統鍼灸を用いた前庭神経炎の治療であり、YNSAでの治療報告も殆ど見られず。

本報告では、YNSAを用いた前庭神経炎の治療例を述べる。

【方法】

当研究は2022年10月から2024年11月までの前庭神経炎患者7名を対象とする。

治療点:A点、耳点、小脳点、脳幹点、内耳神経点、膵臓点

【結果】

・記述統計

男性2名、女性5名。平均年齢44.14±7.52歳、平均発症日数137±196.72日、平均治療回数8±7.3回。

・効果

無効:0名、やや有効:1名、著効:2名、完治:4名。

無効:めまいの改善なし

やや有効:めまいの改善がありますが、日常生活に影響がある

著効:めまいの改善があります。日常生活に影響なし

完治:めまいなどの症状が消した

【考察】

前庭神経炎の原因は不明。発症前に風邪症状がある人が多いためウイルス感染が原因と考えられていますが、先行する感染が見られない場合もあり、内耳の循環障害なども原因の一つと考えられています。西洋医学では治めまい感や吐き気を抑えるために鎮静剤、制吐剤など神経の炎症を抑えるが投与されます。ただし、予後は良好で多くは1~3ヶ月がかかります。

YNSAは、前庭神経炎に効果を発揮しており、急性期と慢性期症状の治療効果は抜群。特に後遺症に対する治療効果が高い。

【結語】

YNSAは、前庭神経炎の7症例において良好な結果を得た。前庭神経炎の完治例が多いので、YNSAと西洋医学の統合医療は必要不可欠であることが分かり、さらに治療と研究に臨む。

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